【イタメシはてな?】炒飯に卵をコーティングするワケ
炒飯と言えば、やはり白いレンゲに映える、黄金色の米粒。頬張れば香ばしさに包まれ、噛めば米と卵の甘味が口中に広がる。
卵を纏わせた米は何故あんなにも美味しいのだろう。
そもそも、米に卵をコーティングするのは何故か?
美味しくなる!その理由
ズバリ言うと「コーティングすると美味しい」からだ。
ご飯粒のコーティングによるパラパラ感
卵でご飯粒をコーティングすることで、一粒一粒を際立たせ、パラパラとした食感になる。卵の油分が、ご飯をベタつかせずに適度な油分をまとわせることができるのだ。
卵の香りと食感の付与
卵を使うことで、炒飯に特有の香りを引き出すことができる。特に白身を焼いたときの香りが重要で、卵の香りを活かすために溶き卵を軽く炒める方法が推奨されているのだとか。
卵黄のレシチンによる乳化作用
卵黄に含まれるレシチンには乳化作用がある。そのため、油と水を結びつけることができる。
この作用がご飯の表面の水分を飛ばし、油でツルツルとしたコーティングをする助けをするのだ。
米粒が黄金色になる
お米一粒一粒に卵を纏わせるので、ご飯全体が黄金色に仕上がる。見た目も美しく食欲をそそる炒飯となる。
この見た目からも、卵をコーティングした炒飯は「黄金炒飯」とも呼ばれているのだとか。
なんだか王者のネーミングだ。
これらの理由から、卵を用いたコーティングは、炒飯をパラパラに仕上げるための重要な技術とされている。
もちろん好みにもよるが、一般的に王道で美味しいとされている炒飯だ。
コーティングしない卵を使った調理法
また同じ卵を使った炒飯でも、様々な調理方法が存在する。その炒飯たちが王者ではないかと言えば、そうでもない。好みによるだろう。
代表的なのが、
① 卵とご飯を混ぜてから炒める方法
② 卵を別々に炒めてから混ぜ合わせる方法
③ 先にご飯を炒めてから卵を追加する方法
という方法。
イタメシの炒飯は③の方法で作っている。
誰でも簡単に作れて、彩も良く、卵の具合を調節できるからだ。
卵をコーティングした、ややざらっとした舌触りも良いが、油と野菜で炒められた、ちょっともちっとした炒飯も美味い。
調理法など詳細を随時追加するので、ご覧になりたい方はたまに訪れていただけると幸いである。