炒飯(チャーハン)に使うお米。イタメシで使っている北海道米について

炒飯(チャーハン)に使うお米。イタメシで使っている北海道米について

イタメシで使うお米は、調理人「にくま」の住処、北海道のお米。

 

北海道と言えば、有名なのはじゃがいもやとうもろこし。

お米って美味しいの?と思う人もいますよね。

 

はい、美味しいんです!

 

北海道米の代表品種

1988年に誕生した「きらら397」。北海道米の代表的存在となりました。

その後も2001年に「ななつぼし」が誕生。

2003年に「ふっくりんこ」、2008年には「ゆめぴりか」と続々と誕生する北海道米。

この他にも、北海道各地で開発される、個性豊かなブランド米たち。

今や作付け全国2位という米どころに!

 

北海道のお米は作付けランキングで全国2位!

北海道の農政事務所が公開している統計情報では、水稲の作付け面積は新潟の117,200haに次いで、96,100haと全国2位。

技術の向上により、味も生産量も安定しています。

「市町村別農業産出額(推計)ランキング」では、新潟に次いで1,198億円と全国2位!

 

※出典:「市町村別農業産出額(推計)農林水産省  2023.1.2利用)」
※出典:「なんばんBOOK 市町村別農業産出額(推計)ランキング(北海道農政事務所 2023.1.2利用)」

 

北海道のお米のランクは「特A」

さらに…日本穀物検定協会が行う、食味ランキングでも、北海道米のランクは「特A」!

【令和元年〜三年参考】

ななつぼし、ゆめぴりか、ふっくりんこ共に特Aを維持。

メキメキと美味しくなっている北海道米。

 

※出典:「特Aランク一覧表/ランク別表一般財団法人 日本穀物検定協会  2023年1月2日に利用)」

食料自給率は先進国で最低水準?

余談ですが、農林水産省が発表した、日本の食料自給率は現在39%(カロリーベース)。

以下の順位になっています。

海外:平成19年/日本:平成22年の数値より

1位 オーストラリア 173%

2位 カナダ 168%

3位 アメリカ 124%

4位 フランス 111%

5位 ドイツ 80%

6位 イギリス 65%

7位 イタリア 63%

8位 スイス 54%

9位 韓国 44%

10位 日本 39%

 

この数字は主要先進国の中でも最低の水準なのだとか。

要は食べている食べものの約6割は海外からの輸入に頼っている状態。

土地の広さ的にな仕方ない、とはいえ…海外にそっぽ向かれたら?日本が輸入できなくなっちゃったら?

 

※出典:「特集1 食の未来を支える 食料自給率(農林水産省  2023年1月2日に利用)」

低アレルギー米「ゆきひかり」を使った炒飯

と、言うことで、国産米の消費に奮い立った食いしん坊の「にくま」。

イタメシで使っているお米は「ゆきひかり」。

もちっけがない、品種改良されていないものを使っています。

このお米、1980年後半に北海道の稲作の品種として育成されました。

当時、良食味と耐冷性を両立した品種として注目を集めましたが、「冷めるとぱさつく」などの難点から「きらら397」に人気が移っちゃったんですね。

しかし、このお米、「低アレルギー米」として現在でも農家さんが作ってくれている品種。

アトピー性皮膚炎や米アレルギーなどの症状を持つ患者に対し症状を軽減する効果が高いと言われています。

そんな悩みを持つ人の間でじわじわと注目されているお米。手早く炒められなくても、べちゃべちゃになりにくいので炒飯には最適です。

 

もちろん他の品種でも美味しい炒飯はできます。

例えば納豆炒飯は、ゆめぴりかなどで作っています。ねばねばしっとりの舌触りが、たまらなく美味しいので!

そのお米の特徴を活かしてあげると、あら不思議。自分の好みにぴったりくる炒飯の出来上がりです!

地元のお米には、その土地の味や個性が詰まっているので、色々試してみて!

 

*この記事を書いた人:「にくま」*